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芽生の一生

発覚したのは妊娠4ヶ月。
まだあと数週間、堕胎が出来る時期でした。
仙尾部成熟奇形腫。
筋肉腫で、悪性の可能性も…
でも、堕胎なんて出来ませんでした。

2ヵ月後、腫瘍は胎児より大きくなってしまった。
母体も苦しく…
下腹部が大きく出始める程度の時期に、アバラ骨が張り裂けそうな位
パンパンに大きくなった。
双子以上の負担。
母体がもたないと言われた。
ステロイド注射、服薬…
手を尽くした。

2006年8月15日
かなりの早産で切開。
やはり、産声など聞こえない。
でも
生きてる。


もうひとつの大きな決断…
呼吸器を外すか外さないか。
出産して4時間後…
やはり呼吸器ナシでは生きられない我が子をどうするか…
このままでも長くは生きられない。
子も親も苦しむ。
その決断を1時間足らずで出さなければいけない…
地獄でした。
こんな決断をするんだったらこの子と一緒に死んでしまうんだった。
色々なコトを思いました。
苦しくて涙も出ませんでした。
淋しいとか悲しいとか
そんなの通り越してました。


結局
呼吸器を外す結論を出しました。
良かったのか悪かったのか
解りません。

3歳になる長女は
芽生のコトを覚えていません。

「次の子が芽生ちゃんの命も背負って産まれてくる」
職場の患者さんに言われた一言。




今朝、芽生の夢をみました。
で、振り返ってみました。
久々のブログUPですが…
いつもながらネガティブな私。

最近は、嬉しいコトもたくさんあって…
支えてくれる人もたくさんいて…
嬉しい。

思い出すことはないんです。
常に頭や心にいるので…
忘れることがないんです。

それを解ってくれないのは、悲しいですが…

そんな私でも仲良くしてくれる友人がいて、とても感謝してます。
アリガトです。


20日、お墓参りに行って来ようっと。
posted by: うさつむり | 育児 欄 | 14:21 | comments(13) | - |